富山で家づくりをする職人さんと一緒に職人体験イベント
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「こんなおうちに住みたいな」って設計士(せっけいし)さんにお話しすると、大工さんたちがそのお家を作れるように組み立て説明書(せっけい図)を作ってくれるよ。設計士さんは、お家のつくり方をなんでも知っている一番の物知りはかせだよ。
02
おうちは、とっても大きくて重いから、やわらかい地面に建てるとしずんでしまうよ。だから、おうちをつくる前に、おうちが地面にしずまないかどうかをちゃんと調べなきゃいけないよ。
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学校の先生がよく「勉強は『きそ』が大事」っていうけど、おうちも『きそ』がとても大事だよ。『きそ』はおうちの下にあるコンクリートの部分。これがないと、おうちがかたむいたり、たおれたり、くさったりしてしまうから、かたいコンクリートと鉄でとってもつよく作っているよ。
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大工さんは、日本で1000年以上も前から、おうちづくりのリーダーとして、木を使っておうちを組み立てているお仕事だよ。大工さんは高い屋根にのぼったり、大きな柱を持ち上げたりできてスポーツ万のうだけど、じつは、1mmの小さなすき間もつくらない、とっても細かい工作もするんだよ。
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雨がふっても、雪が積もっても、台風が来ても、おうちが雨もりしないのは、屋根があるからだよ。かわらの屋根はかわら屋さん、鉄板の屋根は板金屋さんが作るよ。屋根の材料は、いろいろあるけど、みんなはどんな屋根のおうちが好きかな。
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外壁は、みんなのお洋服と同じように、いろんな色や模様、素材があって、おうちのデザインでとっても大事だけど、じつは、おうちを支えている木の柱が、濡れてくさらないようにしてくれたり、おうちの中をあたためて守ってくれているよ。外壁は長持ちするように、ペンキを塗ったり、板金屋さんが鉄板を張って作るよ。
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おうちのまどやドアは、アルミサッシとも言って、とう明なガラスとアルミニウムっていうさびない金属でできているよ。窓は、外やお庭をながめたり、おうちの中を明るくする役わりがあるよ。とても重いから、取り付けるのが大変だよ。
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おうちの中のカベやユカ、天井は、ぬりかべやペンキ、カベ紙という材料をぬったり、はったりして完成するよ。見た目をきれいにしなきゃいけないから、ぬりかべをつくる左官屋(さかんや)さんや、ペンキをぬる塗装屋(とそうや)さん、カベ紙をはる内装屋(ないそうや)さんは、とてもていねいにお仕事をしているよ。
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おうちの中のドアやしょうじのことを建具と言うよ。工場で、細くてきれいな木を切ったり、けずったり、組み立ててできた建具をおうちに取り付けるよ。建具屋さんは、木や人の手で作ったと思えないぐらいきれいに作るから、おうちづくりの芸じゅつ家みたいだよ。
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部屋の電気がついたり、テレビを見たり、エアコンが動いたりするのは、電気屋さんが電柱の電線からみんなの部屋に電気をつなげてくれたからだよ。台所やトイレで水やお湯が使えるのは、配管屋さんが道路の下の水の管をおうちのじゃぐちにつなげてくれたからだよ。
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ぞう園屋さんは、おうちの人が「お庭がきれいだなぁ」って思ってくれるように、お庭の木を選んで、植える場所を決めたり、長くなったえだをとこ屋さんみたいにきれいにカットしたり、木が病気になっても治したり、植物のことは何でも知ってる職人さんだよ。
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あたらしく完成したおうちはピカピカ。それはおうちを作っている間にたまったホコリやキズをハウスクリーニング屋さんが、特別なせんざいや、ユカがピカピカになるワックスをつかって、大そうじしてくれるからだよ。